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2022.03.11

3/6(日)グローバルセミナー報告


3月6日(日)の午前中、
中学生・高校生対象のグローバルセミナーを開催しました。





2021年度最後となるグローバルセミナー・シンポジウムは、
テーマを「グローバルに活躍する仕事」と銘打ち、
前半となるグローバルセミナーには
国際連合地域開発センター(UNCRD)研究員の浦上奈々さんを
講師に招いてお話を伺いました。




初めに、参加者の皆さんに簡単な自己紹介と、
今日このセミナーに参加しようと思った理由を聞きました。
 -面白そうだから
 -SDGsに興味があるから
 -環境などの地球問題に興味があるから
 -知らないことを知れると思ったから
など、様々な理由でお申込みいただいたことがわかりました。




「国連」という言葉を耳にすることはあれども、
「国際連合地域開発センター」という機関が
どのような仕事をしているのか? ということは
ピンとこない人のほうが多いかと思います。




国際連合地域開発センターのお仕事や、
名古屋に国際連合地域開発センターの事務所がある理由などの話から始まり、
SDGsや、SDGsの前身であるMDGsのこと、その違いなどを
わかりやすく説明していただきました。

そして地球システムの限界や、一定の限界を超えるともう元には戻らないこと、
今が最後のチャンスであること(CO2の削減が必須!!)を聞き、
SDGsを身近な問題ととらえることができたのではないでしょうか。

また、途上国の貧困と日本の貧困の違いなど、
ハッとさせられるようなお話もありました。




最後に参加者の皆さんに一言ずつコメントをもらいました。
 -知っていると思っていたSDGsだが、意外と知らないということが分かった。
 -国連の関連機関がSDGsを広める活動を地域でしていることを知らなかった。
 -SDGsは知っていたが、具体的に自分が何をしたら良いのか知らなかった。
 -たくさんの課題がある上に、今はCovid-19があって大変だと思った。
など、それぞれ新しい発見があり、
知見が広がったという意見が多く上がりました。




そして、SDGsを自分ごとにするために、
個人単位で、自分は何ができるのかを考え、
それを今日から実行に移すべきだということがわかりました。




いま必要なのはchange(変化)ではなくtransform(変革)
つまり「変わる」だけでは物足りない!
さなぎがチョウになるほどの変革が必要である!
という言葉は、とても心に刺さるフレーズだったと思います。





とても大切なお話を聞くことができる貴重な時間となりました。




浦上さんのお話の後は、休憩をはさんで
GLECのネイティブ講師とともに、英語で
国連の機関について学びました。





世界の国の数、国連加盟国や非加盟国について学び、
「国連」について、
‐WHO(世界保健機関)
‐WTO(世界貿易機関)
‐IFAD(国際農業開発基金)
‐UNWTO(国連世界観光機関)
上記の4つの機関を取り上げ、より知るための動画を見ました。




英語の動画でしたが、日本語字幕もあったので、
難しい内容でも理解しやすかったようです。




そのあと、復習と息抜きを兼ねてKahoot!でクイズゲームを行い、
国の数や機関の意味、役割などを再確認しました。




最後のリサーチは、それぞれ興味のある国連の機関を選んで調べ、
みんなの前で発表します。




先に動画で学んだ機関のみならず、
‐WMO(世界気象機関)
‐IAEA(国際原子力機関)
‐UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
‐UNICEF(国連児童基金)
‐FAO(国連食糧農業機関)
など、多くの国連関連機関に興味を持ってリサーチ、
それぞれの機関の歴史、役割などについて詳しく
英語でプレゼンテーションができました。




今回で2021年度の3回にわたるグローバルセミナーは終了です。




2022年度も、3回の開催を予定しています。

 第1回目  7月16日(土) 10:00~12:00
 第2回目 12月11日(日) 10:00~12:00
 第3回目  3月 5日(日) 10:00~12:00

第1回目の7月は土曜日の開催となりますので、
日曜日にご都合がつきにくい方にもご参加いただけるかと思います。
近くなりましたらホームページにて詳細をご案内いたします。

次はどんなお話が聞けるでしょうか。お楽しみに!